信じていた夫の浮気。許せない、許せない、許せない。だけど、だけど、だけど…やっぱり別れられない、別れたくない。この気持ちをどうすれば…。
そんな気持ちの落としどころのポイントを書いてみました。
ポイント1:夫の親に事後報告として話す
これは恥ずかしながら、筆者にも経験がありますが、親を大切にする夫をもった場合には、かなり有効です。
夫の浮気とは、言わば話したくても話せない、誰にも言えない「家内の恥」でもあります。だけど、誰かに自分の悔しい思いや、悲しい思い、辛い思いを聞いてもらいたい。自分の気持ちを誰かに分かってほしい、でも誰に話せば…。その場合、自分の親や身内だと、今後の身内と夫との付き合いを考えると一番肝心な部分が言えなかったり、変に夫をかばってしまい、結局全ての真実を言えずに終わってしまうことも…。
その点、夫の親だと自分の息子の、不甲斐無い行動に対しての報告なので「そんな事が…情けない、愚息でごめんなさいね」という気持ちで聞いてもらえることになります。(あくまで、相手に常識が通用する場合)
ポイント2:夫に覚書を書かせる
これも筆者にも経験があります。もし今後、同じ事柄で離婚などになった場合の、離婚条件などを書かせます。それもかなり具体的に。例えば、慰謝料がいくら、子供がいれば養育費がいくら、財産分与はせず、家や車など、全てを妻の財産とする…などなど。
ただし、この覚書が実際に法的に有効になるかといえば、なりません。だけど、浮気をされた悔しい気持ちの落としどころと考えれば、夫が妻を傷つけたという事実を残し、夫の懺悔の気持ちと、謝罪の意を、文字にすることで表してもらうのです。
そうすることで、書いた方にも書かないよりは傷つけたという記憶が鮮明に残ることとなり、今後の夫の行いも変わってくると信じましょう。
ポイント3:妻の身に着けるものを買ってもらう
これも懺悔の気持ちを表すのと変わりないのですが、それに対しての罰とし、戒めの意味で、故意に形にさせるのです。しかもそれを普段から妻が身につける。夫の目に入るだけでなく、妻が身につけるという点でアクセサリーなどが妥当です。
これは一見、夫にとって酷い仕打ちの様にも取れますが、妻がそれを身につけ、それを大切にしている様子を見せることで、私はあなたの気持ちを信じていると
相手の良心に訴えるのです。
しかしこれには注意が必要です。夫の良心に訴えるのですから、大切にしているからといって、「これをもらったのは~」などと、もらった経緯や理由を話してはいけません。あくまでも、それは彼の謝罪の気持ちであり、夫から妻へのこれからの誓いを形にしたに他ないのですから。
おわりに
「夫の浮気を許すコツ」そう題して書いてきましたが、基本そんなコツはないと、筆者自信は思っています。嫌なものは嫌。悔しいことは悔しい。悲しいことは悲しいのです。
ただ、ここで書いたことは、許すと決めたのなら、ここで一旦区切りましょうという、気持ちのお落としどころを紹介しました。忘れられない辛い思い出を、忘れたかのように過ごしていくのです。そのために、落としどころをつくることで、夫に対しての怒りの気持ちにも一旦区切りをつけ、再びお互いの生活を見つめ直すことが、夫婦にとって一番大切なことと考えます。
なぜなら、過去ではなく、大切なのは、お互いの未来なのですから。